私の就職試験の決め手

私は大学を卒業して、広島の地元企業に就職しました。
この会社の就職試験は変わっているので学生達の間でも有名だったのですが、そこを見事合格した事で少々鼻高々だった私です。

ペーパーテストは通常の一般常識と性格診断テストのようなものでした。
その後、風変りな面接が3回続くのです。

面接の一回目はいくつかの質問が出されました。
冷蔵庫に入って出られなくなった象をどうやって助けるか?とか、無人島に一人で漂流中に一匹だけ連れて行くとしたらどんな動物を連れて行くか?などといった心理テストのような面接でした。

2回目は絵を書きました。タイトルは「私の理想郷」です。
そして3回目の最終面接にいよいよ社長が登場しました。

見た目も温厚そうな方で、こんな変わった試験をするような方には見えませんでした。
試験の合否の判定基準も何なのかさっぱりわからないまま面接は進みました。

最後の質問で社長が、「将来の夢はなんですか」と言われ、私は「経営者になりたいです」と言いました。
後で知ったのですが、これが私の採用決定の一言になったそうです。
勤続年数10年にして未だ平社員ですが…。

そしてそろそろ、この会社ともお別れの時期がやってきてしまったのです。
まさかまさかの寿退社。
全く想像してなかった入社当時と変わって、人間って変わるものですね。

既に経営者となっている人生の伴侶となる人から、結婚指輪のリングを渡されながら、一緒にといってくれたのが、決心のきっかけでした。

タイムカードから卒業を
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