寝る大人は育たない

昨年の四月から仕事を減らしたので、ずいぶん楽になった。
その分、家にいる時間が長くなったが、ダラダラすることの幸せ感を知ってしまい、自堕落な生活時間になったことがあった。

午前十時ぐらいにはすべての家事が終わり、後は晩ご飯の時間まで何もない。
ずっとベッドの上でスマートフォンとテレビのリモコン、お茶が入ったマグカップを近くに置いて過ごしていた。

ネットとテレビを見ては寝て、起きて甘い物を少し食べたらまたベッドで寝て、これを繰り返しているうちに夜になった。
というような生活。これが二週間ほど続いた頃、本格的にやばいと感じた。

でも家にいる分にはお金もかからないし、プラスにはならないがマイナスにならない。
というだらけた考えが支配していた。
寝る子は育つというが、寝過ぎる大人は人間的に育たない。

それを身をもって実感することとなった。
外に働きに行っていない主婦でも家のために働いている。

何か生産性を持ってすごすのが大人の義務だ。
それをダラダラするためだけに放棄しているのは恥ずかしいことだと思い、ベッドの上で過ごす日から卒業できた。

今でも昼寝延長したくなるが、30分程度でぐっと我慢している。

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